
Appleは昨日、Safariの自動ダークモードやApple News+などの機能を搭載したmacOS 10.14.4を一般公開しました。一方で、このアップデートには、Apple Mailを介したGmailアカウントの認証に関連する、厄介なバグが含まれているようです。
Appleサポートフォーラムで増加している苦情によると、macOS 10.14.4ではGmailアカウントの認証プロセスが機能しなくなるとのことです。つまり、Googleアカウントにログインしようとすると、macOSとSafariのGoogleサインインページの間を行き来する無限ループに陥ってしまうのです。
あるユーザーは、Apple のフォーラムでこの問題を次のように説明しています。
この問題のせいで、無限ループに陥っています。「GoogleはSafariで認証を完了する必要があります」という通知が表示され、サインインダイアログが表示されるので、メールアドレスとパスワードを入力します。パスワードは正しく、承認された後、再びGoogleパスワードの入力を求められます。
Safari で Google アカウントにログインすると、この Mac で問題なくサインインした最近のイベントを見ることができますが、Apple Mail は接続されず、無限ループに戻ってしまいます。
さらに、サインインの問題はAppleのメールアプリにのみ発生しているようです。カレンダーなど、Googleの情報を利用する他のアプリは、ほとんどの場合、この問題の影響を受けません。ユーザーはこの問題を解決しようと、アカウントの削除と再追加、パスワードの変更、2段階認証の解除などを試しましたが、いずれも成功しませんでした。
この問題はmacOSのメールアプリに新しいアカウントを追加する場合に限らず、既存のアカウントにも影響しているようです。アップデートをインストールして再起動すると、ユーザーはGoogleアカウントの再認証を求められ、前述のループに陥ってしまいます。
iOS 12.2のメールアプリに新しいGoogleアカウントを追加できないという問題も他のユーザーから報告されており、macOSではサインイン認証情報が「失敗」と表示されることがあります。この問題はGoogle Appsアカウントにのみ影響しているようです。macOS 10.14.4の無限ループ問題はより広範囲に及んでおり、Gmailアカウント全般に影響しているようです。いずれにせよ、AppleとGoogleのコミュニケーションに何らかの問題があることは明らかです。
このバグがmacOS 10.14.4を使用しているすべてのユーザーに影響しているのか、それとも一部のユーザーだけに影響しているのかは不明です。とはいえ、Apple MailでGoogleアカウントを利用している場合は、Appleが認証問題を解決するまでmacOS 10.14.4へのアップデートを控えた方が賢明かもしれません。Appleサポートスレッド全文はこちらをご覧ください。
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